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屋久島ツアー、2日目

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朝5時の登山口行きのバスに乗るつもりでした。
しかしすでにバス停は人の列、希望のバスに乗れず
45分後の臨時バスにて登山口へ。

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予習通りのトロッコ道を歩きます。
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直前までスコールがあったので濡れた道、
線路の枕木ってやつは幅が均等でなく、思った以上に歩きにくい。
トレッキングシューズの固い靴底が木の固さに痛みを感じてきます。
これが3時間、まず続くのです。
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木に密集して生えている美しい苔たち。
雨あがりの水を含んでふかふか、キラキラでした。
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神秘的な苔むした森の中、
大きな杉に出会っても、千年を経ていない杉は
「屋久杉」の称号をもらえません。
『小杉』扱いされるのです。

鹿のファミリーに会いました。
屋久島の鹿は、食べ物がいつも豊富なため、大きくなる必要がなくて
まあるくてBambiのようです。

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蝉の声が川の轟音と区別つかないほどの中
下を観ればキレイなトカゲもいました。





そして3時間のトロッコ道が終わり、
ここから縄文杉に向かって本格的登山になるところで
怒涛のスコール。
レインウェアに身を包み、沢登りのように岩と根っこの道を上っていきました。

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15分ほどで最初のウィルソン株という地点に着きました。
樹齢3千年ともいわれる杉の切株です。
中は8畳ほどの広さがあり、入れます。

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ここまでで、父の体力と腰は限界が見えました。
雨の中、レインウェアの中で蒸れて熱中症のようになってしまったのです。

両親と私、合せてちょうど200才のトレッキング。
ここから縄文杉までちょっとキツメの道が続くので、
たくさんのガイドさんも15分ごとに休憩して2時間かけて上りますよ、とおっしゃってました。
そのペースかそれ以上のペースで登れたとして、
そこからまた同じ道を降りてこなくてはなりません。

そしてまたトロッコ道も含めたら、まだまだ7時間以上の歩行が続くのです。
その時点で9時半過ぎ。
すぐに出発できる状態でない父を休ませ、
多分ふつうの倍は休憩しながら歩いたとして、帰りのバスの最終が18時。
・・・間に合わない計算になります。

朝の出遅れもあり、私はここでやめよう、と決断しました。
母は多分残念だったと思いますが、
父にそこで待てとも、先に下りていろ、とも言えないし
母自身のペースも時間制限に間に合うかどうか
微妙なところでした。

私はまたリベンジします。
この時期まで危惧された膝の状態もうでの痺れも
回復していたのが奇跡的。
母の体力があるうちに、もう一度来られたらいいな、と思います。

というわけで、生きている最長寿の縄文杉には会うことはできませんでしたが
そんな杉が切株となってもなお、次の世代に命をつないでいる
神秘の森は、深呼吸をするだけでも行く価値がありました。

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※この後早弁をして下山するも、父の腰痛を途中途中でマッサージしながら
やっとでした。
無理しなくてよかった ^-^;
by habihabisarasara | 2013-07-16 16:01

愛犬とパン作りとコーラスをこよなく愛するhabimamaの日常


by habihabisarasara